住宅メーカーのメリットとは
注文住宅を建てるためには、まずはじめにどの建築会社に依頼するかを決めなければなりません。その際、候補となるのは大手住宅メーカーや地場の工務店などです。このうち、住宅メーカーに依頼するメリットは、何といっても将来にわたって万全のアフターケアが期待できるという点にあります。注文住宅は建てて終わりではなく、その後何十年にもわたって住み続けられるようにするために、定期的なメンテナンスが欠かせません。万全の財務基盤を誇る大手の住宅メーカーであれば少々のことで倒産したりはしないはずですので、安心して長期にわたるメンテナンスを任せられるでしょう。また、建物のクオリティが安定しているというのも住宅メーカーのメリットです。住宅メーカーでは、使用する建材の品質や仕様を厳密に決めているところがほとんどですので、出来上がった住宅が期待外れに終わるリスクが低いのです。
工務店のメリットとは
一方、工務店にも、住宅メーカーにはない多くのメリットがあります。数あるメリットの中でも大きいのは、住宅メーカーと比べて建築料金がリーズナブルであるという点です。工務店は住宅メーカーのように広告宣伝に多額のコストをかけていませんし、中間マージンが発生するような下請け業者を使うケースもそれほど多くありません。費用をあまりかけていない分、料金を安く抑えることができるというわけです。また、工務店の方が施主の希望に柔軟に対応してもらいやすいという点もメリットであると言えるでしょう。例えば、住宅メーカーであれば社内基準に合わないので使用できないような住宅設備も、工務店に頼めば使えるかもしれないのです。
家を買いたいと考えてはいるものの、予算に限りがあるのなら、ローコスト住宅を選ぶという選択があることを覚えておくといいでしょう。一般的な物件と比較して坪単価が格安であり、予算内に収めやすくなっています。